鳥取県南部町は、里地里山の自然が豊かな、のどかな地域。たくさんの種類のフルーツが採れるこの地では、果樹園帯を抜ける道を「フルーツロード」と称し、美味しいフルーツや季節の花々、観光農園での収穫体験を楽しむことのできるコースづくりが構想されています。
そんな南部町で最も人口が少なく高齢化率が高い、山間に位置する「南さいはく」地域では、フルーツロード構想にあやかり、新しい特産品の開発を考えています。
よりよい商品・企画にしていくため、皆様からアイデアをいただきたく、「ちょこっとアイデアソン」と称したオンラインイベントを開催いたしました。
はじめに、自己紹介からスタートです。
①お名前、②どこから参加しているか、③趣味や特技、もしくはアイデアソンで役に立ちそうなスキルや経験など、一人30秒程度でご紹介いただきました。
東京都、埼玉県、千葉県などの首都圏や、沖縄県からもご参加。自己紹介後には他の参加者の方から拍手があり、和やかなムードではじまりました。
アイデアを募集された「南さいはく地域振興協議会」の取り組みや、地域の特徴、今回の「ちょこっとアイデアソン」に関わる、フルーツロード構想や、新しい特産品の素材についてご説明いただきました。
地域を知っていただくことで、アイデアを考えるヒントにつながったのではないでしょうか。
新しい特産品の素材① |
新しい特産品の素材② |
「ちょこっとアイデアソン」のルール説明を行い、20分間のシンキングタイムです。
アイデアに制限はなく自由に考えていただきます。
短い限られた時間の中で、どんなアイデアが生まれるのでしょうか。
いよいよ発表タイムです。
①タイトル、②発想に至った経緯・背景、③内容、この3点について考えていただいたアイデアを一人1分程度で発表していただきます。
発表順は決まっていなかったのですが、参加者の方が次々と手を挙げてくださり、スムーズに進行していきました。
発表後には、お互いを称え合うように拍手があり、参加者の方々が温かい雰囲気をつくってくださいました。
「ドライフルーツをつくる」というアイデアを複数いただき、「小さくすることで規格外のものを販売できる」、「長期保存ができる」、「持ち運びができる」など様々な理由や利点、また、健康を考えた「砂糖を使わない」というアイデアもいただきました。
「フルーツ狩り組み合わせチケット」、「レンタルサイクルでサイクリングや写真、収穫体験」、「都心の中学校が修学旅行に行きたいまちづくり」など、商品以外にも施策や企画などのアイデアもいただきました。
同じアイデアでも、参加者の方の経験等から様々な理由や利点が挙がり、とても興味深かったです。
また、南部町をはじめて知り、情報も時間も少ない中、地域づくりを考えたアイデアも多くいただきました。
参加者の方の豊かな発想で考えられたアイデアを通して、南部町の魅力を再発見することができました。
“南部町に行ってみたくなる”そんな素敵なイベントでした。
活まち大学受験生N