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福島県伊達市二度目の旅。梁川エリアを歩いて、ますます伊達の歴史と広さを体感できた。

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2023.10.27

 

福島県伊達市といえば、伊達氏発祥の地として有名だろう。
そんな伊達市にご縁をいただき、初めて訪れたのが昨年の初夏だった。
初めての訪問時には、時間の都合で訪れることができなかった、梁川(やながわ)エリア。ここは伊達市役所などがある保原(ほばら)エリアから北東に位置しており、阿武隈急行線の沿線でも繋がっている(伊達市役所の最寄り駅「大泉」から三つ目が「梁川」駅)。
「まちの駅やながわ」という気になる道の駅のような施設もあったりして、もし再訪するチャンスがあれば、是非とも訪れたい!と思っていた地区だった。
想いがあれば、いつか実現する。意識が向けば、行動するものだ。

二度目の伊達旅行で念願叶い、足を踏み入れた「梁川エリア」。
まずは、気になっていた「まちの駅やながわ」に立ち寄ってみた。勝手に、梁川の玄関口のような存在と思っていたことと、ここにはお目当ての名物があったからだ。
その名物というのが「肉ゴロッとおにぎり」。これは、伊達鶏が(名称通り)ゴロッと贅沢に入った炊き込みご飯のおにぎりである。

ただ残念なことに、訪問時刻が夕方近くだったこともあり、その名物は見つけることができなかった(公式サイトではないが、おにぎりは11:00~13:30(無くなり次第終了)の時間帯で販売、という情報があった。おにぎり目当ての場合には、お昼時の来店がオススメである)。

この日はお目当ての名物には出会えなかったが、伊達の特産品が揃うし、まちのインフォメーションコーナーや、ミニギャラリーもある、コンパクトながら機能満載の「まちの駅やながわ」。
梁川エリア散策の休憩場所としても、是非活用していただきたいスポットである。

「まちの駅やながわ」。建物が伊達な感じで、美しい。

日が暮れる時刻を気にしながら次に向かったのが、かつて伊達氏の城があった、梁川城跡の地である。
最初に城跡に隣接する、浅間(せんげん)神社へお詣りさせていただく。

「伊達家縁り」・・・さすが伊達氏発祥の地、である。

こちらの境内から梁川城跡に出ることができた。
そこは、一見空き地のような、ただただ平らな地がひろがっている。この広い場所に、かつて伊達氏のお城が築かれていたのか。

ここ梁川城跡の一部は、「伊達氏梁川遺跡群」として国の史跡に指定されている。
後に伊達市のホームページで知ったのが、この「心字の池」を含めた「庭園」が、館に在ったというのはとても貴重なことなのだそうだ。特に、伊達市のある東北地方では、この梁川城跡にのみ存在していたとのことだった。

そうだったのか!!!私はなんと貴重な場所に立っていたのか。その瞬間には、その貴重さを知らずにいたのだが。

旅に出る際、その土地の歴史や背景などの知識を持っているか否かは、その旅の充足度に大いに関係すると思う。その点、私はいつも後で知って後悔するパターンを繰り返している。
もう少し旅の予習などをして出かけるべきかもしれない。反省。

「心字の池」などの庭園跡も復元され、現在もそこに在る梁川城の足跡。

広い梁川城跡の中、そこで繰り広げられたかもしれない場面などを想像しつつ散策した後は、伊達氏縁りの神社二つ目「梁川天神社」を訪れた。
浅間神社にはどなたかが常駐されているわけではないため、こちらの天神社にて御朱印をいただくことができるようだ。

梁川天神社

 

伊達氏縁り三社めぐり、残る三つ目は「梁川八幡宮」だ。
しかしながら、こちら本当に残念だったのだが、帰りの時間が迫っていて訪れることができなかった。

 

伊達市は広い。地図で眺めて想像するよりもずっと広い。
実際、私は1回目も2回目の旅でも、時間が足りずに帰ってきてしまった。

ゆえに、くれぐれも時間に余裕を持った旅の計画をお勧めしたい。
これは、いつも次に課題を持ち越す私からの、お節介で小さなアドバイスである。

 

活まち出身の旅人W

 

まちの駅やながわ  http://www.machinoeki-yanagawa.com/

伊達市ホームページ 梁川城跡 https://www.city.fukushima-date.lg.jp/soshiki/87/816.html

梁川天神社 https://www.yanagawatenjinsha.com/

梁川八幡宮 https://www.city.fukushima-date.lg.jp/soshiki/87/813.html