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伊達鶏と私。~ひとつの食材を徹底的に好きになるまで~(前編)

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2022.7.6

(1) プロローグ~伊達市と伊達鶏との出会い~

2019年秋、私は福島県伊達市の仕事をすることになった。
伊達市について調べると、独眼竜政宗の伊達氏発祥の地であることや、フルーツ王国であることのほか、
「伊達鶏」という銘柄鶏が特産であることがわかった。

鶏肉は好きなので、いつか食べてみたいと思った。

福島県伊達市のロゴ

 

(2) 初めての伊達鶏~福島市にて~

新型コロナウイルスの影響で伊達市に行く機会がなかなか訪れなかったが、
2020年冬に伊達市の隣の福島市を訪れる機会があった。

ラーメン好きの私は、JR福島駅の近くのラーメン屋をネットで探した。こういう時は口コミを参考にするタイプだ。

すると、伊達鶏を食べることのできるラーメン屋さんを発見した。
「らぁめん たけや」さんだ。
注文したのは、伊達鶏で炊いた醤油ラーメンに焼きめしがつく「たけやセット」。

うまい。

雪が降りしきるその日、伊達鶏のスープは体にしみた。

福島市のらぁめんたけや

 

(3) 伊達市で伊達鶏を食べる

雑誌の取材の関係で、道の駅伊達の郷りょうぜんのレストラン「伊達食庵」を訪れた。
オススメはやはり伊達鶏を使ったメニューで、数種類あるようだ。

さて、伊達市で伊達鶏を食べるのは初めてだ。
私が注文したのはから揚げ定食。
「伊達鶏とだてのハーブ鶏のから揚げ定食」で、2種類の鶏肉を食べることができる(比較できる)ことに惹かれた。

よし、いただきます。

一口食べた瞬間びっくりした。
美味しすぎる。
ジューシーで、噛めば噛むほど肉の味がしみ出してくる。

せっかくなので、同席した編集者さんに、トレードを持ちかけた。

福島出身の人だが、伊達鶏は初めて食べるらしい(もしかしたら意識していないだけで食べたことはあるのかもしれないが)。

彼女が注文していたのは「伊達鶏とだてハーブ鶏鉄板焼定食」。

こちらも本当に美味しかった。
から揚げの衣がない、素材の味を楽しめる。

伊達鶏料理

 

「伊達鶏、めちゃくちゃ美味しいですね!」

と、伊達市役所の方に感動の気持ちを伝えた。
ちょっと嬉しそうだ。

「ありがとうございます。伊達鶏は初めてですか?」

と聞かれ、福島市で食べた「らぁめん たけや」の話をした。

「ああ、あそこ美味しいよね!」

どうやら伊達市の人も行く、有名な店だった。
どうりで美味しかったはずだ。

 

(4) 2度目の伊達市訪問

2021年春、
またも伊達市訪問の機会があった。

ランチは、道の駅伊達の郷りょうぜんに行こうと決めていた。
伊達鶏料理が美味しいからだ。

今回私は、チキンカツ定食を注文した。
深い理由はなかった気がするが、カツは「美味しい」と感じるスピードが早いから好きだ。

やはりチキンカツも非常に美味で、
ヒマラヤ塩とソースの2種類の調味料で伊達鶏を楽しめるのも嬉しい。

同行した1人は伊達鶏の釜飯を食べていたが、美味しい美味しいと言っていて、
なんとなく誇らしかった。

 

道の駅伊達の郷りょうぜんのチキンカツ定食

 

(後編へ続く)

活まち新聞社 新人ライターS

 

【参考URL】

福島県伊達市 伊達鶏(https://www.city.fukushima-date.lg.jp/site/promotion/48743.html

道の駅伊達の郷りょうぜん(http://michinoeki-datenosato-ryozen.jp/

らぁめん たけや(https://raamen-takeya.com/