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妄想で旅をしてみよう!~北海道東川町編・その2~
 

まなぶ   たのしむ  
2021.10.6

前回「キトウシ森林公園」の妄想旅行を無事に終えて、今回は東川町で2つ目の訪問先を楽しみたいと思います。今回は、日本の代表的な旅行予約ウェブサイトの一つである「じゃらん」から、「東川町(上川郡)の観光スポット」の「子連れにオススメランキング」(2021.6.15時点)を参考に、訪問先を決めてみることにしました。トップ10の顔ぶれはこんな感じです。(同じものが繰り返し出ていますが、ウェブページの結果をそのまま載せています。)

1. 旭岳
2. 旭岳ロープウェイ
3. 道の駅ひがしかわ道草館
4. 旭岳温泉
5. キトウシ森林公園
6. 天人峡
7. 姿見の池
8. 大雪山旭岳ロープウェイ
9. 天人峡温泉
10. 旭岳自然探勝路

リストとともに並ぶ写真を見てぱっと目に入ってきたのは、第6位の「天人峡」、柱状節理の美しさでした。前回も利用したひがしかわ観光協会のホームページ「ようこそ東川」で「天人峡」について調べてみると、「約3万年前に起きた巨大噴火の影響が元となり、その後長い年月をかけて形成された柱状節理が天人峡のシンボルになっています」とのこと。柱状節理と巨大噴火、地学大好きの長女が興味を持って見学してくれそうです。今回はこちら「天人峡」を訪問先にしてみたいと思います。

北海道東川町の天人峡
天人峡(http://www.welcome-higashikawa.jp/areaguide/tenninkyo/)
北海道東川町の羽衣の滝
天人峡の名瀑「羽衣の滝」(http://www.welcome-higashikawa.jp/areaguide/tenninkyo/)

柱状節理そのものについては、熊本県総合博物館ネットワーク・ポータルサイトに詳しく解説がありました。「火山の地下にはたくさんのマグマがあります。そのマグマが地上に出たものを溶岩といいます。地下では高温のマグマも、地上に出ると冷えて固まってしまいます。柱状節理というのは、溶岩が冷えて固まるときにできた、規則正しい柱状のわれ目(節理)のことをいいます。柱の断面は、6角形であることが多いのです。では、なぜ6角形になることが多いのでしょう。それは、溶岩が冷えて固まるときには溶岩は収縮をします。たくさんの体積をもった溶岩が全体として同時に収縮をするとどうなるでしょう。均一に分布した中心に向けて収縮を始め、どの方向にも安定した形として、6角形の節理ができるのです。」そういえば、以前娘と一緒に参加した自然科学の講演会で、ハチの巣や亀の甲羅、そして、雪の結晶など、6角形は自然界に多く存在する形だと聞いたことがあります。安定性と衝撃吸収の高さから、建築などの世界でも応用されているとのことでした。

そんな知識を得た上で、改めて天人峡の写真を見てみましたが、こちらの柱状節理が6角形かどうかは写真からは少々判別が難しいようです。それもともかく、写真で見る柱状節理の断崖絶壁と柔らかな木々のコントラストの美しいこと!この美しさを自分の目で見るためにいつか実際に天人峡を訪れなくてはいけませんね。

活まち子ども会 保護者A