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鳥取県南部町にある「いこいの場」
 

やわらぐ   親しむ   すごす  
2022.12.21

私たち家族が南部町に住み始めて、よく通っている場所の一つに「いこい荘」という場所がある。
こちらの施設は南部町総合福祉センターで、トレーニングルームや会議室などがあり、子どもの健診でも行く機会が多い。
その中で利用するのが「お風呂」。

料金もお手頃で、大人は200円、6歳までの子どもは無料なところも魅力的である。
ちなみに60歳以上の方は100円で利用出来る。

いこい荘には、娘が1歳になる頃から行くようになった。
夫婦で交代しながら一緒に入るのだが、お風呂を通じて出会う人達が「かわいいね」「何歳?」など声をかけてくれる。
中には娘のクルンクルンな髪を見て「私はこげな“天パ”な子が好きだわ~!」と毎回言ってくれる方がいたりする。

私たちが髪を洗う時にどうしても娘から目を離す瞬間があるのだが、周りの人達さりげなく見ていてくれたり、一番端のシャワーをそっと譲って下さる方がいたり、親としても気兼ねなく入ることが出来てありがたい。

娘は新しい場所や知らない人がいるとなかなかくっついて離れないのだが、最近ではいこい荘に着くと「ぼしゃ(お風呂)はいるー!」と自ら向かって行く。そして、脱衣所では体重計に乗ってみたりして遠慮なく過ごしている。お風呂場では、小さい椅子と洗面器を出して「あわあわする」と言って自分の身体を洗っている。
お風呂から上がった後は、休憩室の押し入れの中にある玩具で遊ぶまでが娘のルーティーンになっている。
ちなみに夫は、「いこい荘」で売られているせんべいを買って帰って酌を楽しんでいる。「いこい荘」は、はちみつや野菜など南部町産の食品を買うことができる場所になっている。

 

お風呂を通して、南部町の人達とコミュニケーションをとる時間が楽しい。

男湯女湯それぞれご近所さんのお孫さんの話や家族の話を私たち夫婦も聞かせてもらったり、常連さん同士のやりとりも良い雰囲気を感じる。
また、娘が歩けるようになり一人で色んなことが出来るようになる成長を、自分の孫や子どものように見守ってくれることも嬉しい。

我が家は、特に寒くなる時期の利用が多いため、冬が終わると行く頻度は下がるのだが、久しぶりに行った時も必ず覚えて下さる方がいて、温かい気持ちになる。

南部町に住み始めて1年半経つが、このご時世でなかなか人とのやりとりが少ない中で「いこい荘」のお風呂は心身共にぬくもることが出来る場所になっている。
また今年の冬も「いこい荘」でお風呂とご近所さん達とのやりとりが楽しみだ。

 

南部町民 ぽの

 

南部町総合福祉センターいこい荘 http://www.suponetnanbu.jp/ikoisou.html