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地域で親しまれる天萬神社の夏祭り 〜水無月さん・輪くぐりさん〜

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2023.9.8

夏といえば夏祭りや花火大会などイベントが目白押しですよね。
私にとって夏といえば、地元大阪の夏祭りです。
自宅前の通りに並ぶどこまでも続く屋台、神社の獅子舞、賑やかな神輿の掛け声…。
記憶に残る小さい頃から社会人になってもなお、家族や友人と必ず毎年出かけていた夏祭りは、それはそれは思い出深く、今でもその時期になるとなんだかソワソワしてくるほどです。

さて、5年前に大阪から移り住んだ鳥取県南部町。
偶然にも自宅から徒歩数分のところにある天萬神社で、毎年7月31日に開催されるのが、今回紹介する天萬神社の夏祭り。
南部町でも、こうして歩いて行ける距離に賑やかなお祭りが開催される神社があるなんて、私にとっては嬉しい限りです!

この天萬神社の夏祭りは、別名「水無月さん・輪くぐりさん」と呼ばれていて、茅の輪をくぐってお参りする輪くぐりの風習があります。
夏祭りにだけ現れるこの大きな輪は見応えも抜群ですし、無病息災を祈りながら輪をくぐってお参りするのもまた風情があります。

 

輪くぐりの参拝に並ぶ人

さて数年ぶりに開催された今年のお祭り。
まだ明るい時間に子どもを連れて出かけてみましたが、日が暮れるにつれ人の増すこと!!
家族連れから、小中学生、そして地域の人たち…。
まさに老若男女沢山の人が神社に集まってきて、あっという間に参拝には長い列ができました。
久しぶりに出店が出たというのもあってか、お客さんからもお店の人からもどこかワクワク感が感じられます。

 

賑わう出店

 

ところで、天萬神社の夏祭りでは、輪くぐりや出店以外にも実はお楽しみがあります。
それは舞台で行われる舞踊や歌謡ショー。
これがまた何とも言えない味のある雰囲気で、一昔前にタイムスリップしたような気持ちになるんです。
初めて見た時、このどこか懐かしいような古めかしいような舞台に釘付けになりました。

舞台で行われる歌謡ショー

出店には家族連れや子どもたちが並び、神社の境内では椅子に腰掛けた年配者が舞台を楽しむ。
輪くぐりには長い列ができ、色んなところで笑い声が聞こえる神社の夏祭り。
そんな風景を見ていると、このお祭りが古くから変わることなく続いているのだなということ、そしていかに地元に愛されてきたかを痛感せずにはいられません。

私にとってここ天萬神社の夏祭りもまた、特別な夏の楽しみになっています。
そしてきっと我が家の子どもたちにとっては、ここが「懐かしい地元のお祭り」になっていくのでしょうね。

神社でお参りする子どもたち

 

ところで、この天萬神社。
私が気に入っているのはお祭りだけでなく、その立地や環境も素晴らしいのです。

神社の門前からの大山の景色はとても綺麗で、天気の良い日は思わず足を止めたくなります。
また、初夏には蛍が見られたり、秋には子どもとのどんぐり拾いに最適だったりと、自然を目で見て触れて楽しませてくれます。

もちろん、お散歩ついでに参拝をするのもとても気持ちよくて清々しいですよね!
なんと夜にはみみずくの声が聞こえる?!という噂もあるんですよ。
もしお近くを通ったら、是非立ち寄ってお散歩してみてくださいね!!

 

南部町民 たこやき