「ざー」と水の音が聞こえる。
山梨県都留市では、まちを歩いていると頻繁に、水の流れる音が聞こえてくる。
都留市は、富士山の麓に位置し、市域の中央を相模川の支流 桂川が西から東に貫流しているほか、多くの湧水地が存在。いたるところで、富士の水の豊かさを感じることのできるまちだ。特産物も、ミネラル豊富な湧水で育った「富士湧水ポーク」のほか、水掛菜やワサビなど、水の豊かさを活かしたものが多い。
ところで、水の音を聞いていると、なんとなく「癒やし」を感じることはないだろうか。
ネットで調べると、川や波の音がひたすら流れる動画が、「リラックス用BGM」「ヒーリング効果のある癒やしの音楽」として多くの人に聞かれているようだ。たしかに、日本テレビ系列で、『音のソノリティ』というミニ番組もある。
・・・ということは、至る所で水の音が聞こえる都留市はもしかして、とてつもない「癒やしを提供するまち」なのだろうか。
海辺・湖畔・川辺などの水があるまちは、旅行先や移住先として人気が高い傾向にある。その理由は、「美しい景観」「おいしい水で育った食材」など様々であるが、もしかしたら「水の音が聞こえること=癒し効果」という理由もあるのかもしれない。だとしたら、意外と言語化される機会は少ない気もする。
活まちでは、活まちの自治体をめぐり地方に触れる、「活まちさんぽ」なるものを配信している。「水の音」のことが気になって改めて都留市の動画を見てみると、いろいろな場所で、いろいろな種類の水の音が聞こえてくる。湧水や滝、川、小水力発電の水車がまわる音などだ。
もしかしたら、疲れたときにふと聞きたくなるような、あなたのお気に入りの癒やしの音が、都留で見つかるかもしれない。いざ、都留のまちへ。
活まち新聞社 新人ライターS