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都留の新名物「都留の炭ナッツ」は、おいしいだけの食べ物じゃない!

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2022.9.28

炭を食べる。なかなか馴染みのない響きだ。

「都留の炭ナッツ」は、食べられる炭「キコリの炭」を活用し、都留市の「ふるさと納税返礼品」として、都留市の企業C-table株式会社が開発した商品だ。ナッツのまわりの黒い部分は、食べられる竹炭を使っている。

砂糖不使用で原材料はメープル、塩、竹炭のみ。お味の方はというと、メイプルシロップの自然な甘さと、塩のしょっぱさが混ざり合って、そこに炭の香ばしさが加わり、癖になる美味しさ。1袋の中にアーモンドとカシューナッツの2種類のナッツが入っているのも嬉しい。かなりおすすめだ。

都留の炭ナッツアップ画像

 

実際に食べてみた。思った以上に真っ黒な見た目に驚く。いつまでも食べていたい、ナチュラルな味だ。

さて、都留の炭ナッツの炭は、「キコリの炭」を使用している。
これは、都留市に本社を構える株式会社炭義.(すみよし)が手がける炭の独自ブランド。
独自テクノロジーの炭化炉を用いて、食べられるほどに安全に加工した炭だ。

このキコリの炭は、私たちに様々な未来への示唆を与えてくれる。
まずは「竹や木材の需要の大切さ」について。
これが増えなければ樵(キコリ)は、森林を健康に保ち、里山や湧水を未来に残すための継続的な間伐(不要な樹木や竹を伐採すること)を行うことはできない。すると、自然災害のリスクが高まったり、山から美しい水が流れづらくなるなどの影響がある。

都留市も、かつては林業が盛んだったが、外国産の安い建築材料に押され、伐採が進まずに山が放置され、問題となっている。
株式会社炭義.やC-table株式会社は、竹や木材の需要を増やすために、言い換えると社会課題の解決への寄与を目指し、キコリの炭を使用したナッツを開発したのだ。

株式会社炭義.は炭ナッツ以外にも様々な商品を開発しているので、ぜひホームページを見ていただきたい。

また、「都留の炭ナッツ」は都留市のふるさと納税返礼品にもなっている。森林の環境整備や水源の保全を目的として都道府県ごとに地方税が徴収されており、ふるさと納税としても「自然と環境の保全」が使途として設定されている。

つまり、私たちが「都留の炭ナッツ」を食べたり買ったりするだけで、「自然を守ること」、持続可能な森林保全につながるのだ。この「炭ナッツ」、ただ美味しいだけじゃない。

ちなみに本記事は、都留の炭ナッツを食べながら書いている。
微力だが、世の中の役に立っている気がして、少し嬉しい。
そしてナッツは、仕事中の間食に向いているらしい(https://dime.jp/genre/501148/)。炭ナッツのおかげで、いつもより良い記事を書けた、かもしれない。

最後に、気になった方は、都留の炭ナッツのinstagramもあるので、ぜひフォローしてみてほしい。

 

活まち新聞社 新人ライター S

 

【参考URL】

C-table株式会社 都留の炭ナッツ(https://c-table.co.jp/works/suminuts/

株式会社炭義.(https://kikori-sumi.com/)

ふるさとチョイス「都留の炭ナッツ」(https://www.furusato-tax.jp/product/detail/19204/5324203