鳥取県の西部に位置する南部町。桜やホタル、オオサンショウウオなど豊かな自然と生物が息づくこのまちに「自分たちの未来は自分たちの手で」と活動する若者たちがいます。“どきどきわくわく”を大切にしながら地域と関わる若者たち。そのパワーと楽しむ姿をちょっと覗いていきませんか?
最初に登場するのは南部町教育委員会の中前さん。”青年団誕生のきっかけ”から”今後に向けた思い”までを教育委員会の視点で紹介していきます。
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青年団誕生のひとつめのきっかけ、それは高校生サークルです。
高校がない南部町では中学校を卒業すると近隣の高校へ通い始めるため「まちに高校生はいるけれど姿は見えない」状態に。そこで「高校生にアプローチすることがまちの未来に必要では?」と、高校がないまちで高校生を育てる「高校生サークル」が誕生します。
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![]() 「ひとつの漢字が“へん”と“つくり”から生まれる様に、性別や年齢、職業、立場などが違う様々な人が集まって新たな価値を生み出していきたい」 新☆青年団の名前にはそんな思いが込められている。 |
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続いて「こんな活動をしています!」のコーナー。団長の「ずきち」さんと団員の「いなっち」さんが「楽しい活動」と「地域での活動」を紹介していきます。
![]() 特に楽しかった活動の1つが巨大流しそうめん。そうめんを流す竹の切り出しから準備まで、団員の友達も参加して賑やかに開催。会場は古民家を活用たまちの交流拠点「えん処 米や(えんどころ こめや)」。 |
![]() 「焼き芋がしたい!」のひとことで始まった1泊2日のヤキイモナイト。しかし!肝心のサツマイモを用意する予算がない!! そこで募金ならぬ募芋ボックスを町内に設置したところ、集まったお芋はなんと80kg。焼き芋体験はもちろん芋積みゲームなど、町内外から集まった40人の若者が芋づくしの一夜を楽しんだ。 |
![]() コロナ禍で実家に戻れず寂しい思いをしている県外の学生に「懐かしい味で元気を出して貰おう!」と作成したのが『鳥取県南部町の給食レシピBook』。新☆青年団も人気メニュー集めに奔走、最近ではTVに出演するなど、まちの懐かしい味にみんな大興奮! |
![]() 成人式を盛り上げようと企画したのが「餅つき」。しかし「ただ”つく”だけでは面白くない!」と、なんと自分たちでもち米から作ることに。休耕田を借り、草刈りから田植え稲刈りと、地域の人に学び見守られながら収穫したもち米は、保育園の餅つき行事用に配ったり、餅撒き用の餅にしたりと大活躍。新成人に喜んでもらっただけではなく、地域の人に新☆青年団を知ってもらうきっかけにもなった。 |
![]() 新☆青年団が活動する様子はこちらから。 |
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イベントの最後は懇親会。 ほっこりとしたおしゃべりタイムが始まります。
![]() 左は「南部町新☆青年団」と中前さん、右は司会の鈴木さん。 |
「我々と一緒に何かしたいっていう方がいらっしゃいませんか!」と中前さん。「我々も何かしたいんです!」
いかがでしょう、みなさんも南部町の懐かしい味を作って食べてみるところから始めてみませんか? そして感想をぜひ新☆青年団のSNSへ。きっとここから次の“楽しい”が始まります。
シネマ活まち映写室より
![]() 南部町側からみた様子は新☆青年団のInstagramやfacebookで確認を!! |