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福島県伊達市で、2回目の名峰・霊山ハイキングと絶品アイスクリームを楽しんで来た。

たのしむ   すごす   ながめる  
2023.8.25

私の旅はいつも、次の訪問時に持ち越す『宿題』のようなものができあがる。

福島県伊達市。一年前の旅行でたくさんの宿題を持ち帰った私(そのときのコラムがこちら)。
そしてそのときに作った、再訪時の「やることリスト」。

<その1>
すごい存在感だった名峰霊山(りょうぜん)。最初の登山では道に迷ったこともあり、ほんのり苦い思い出をリベンジするべく再訪を果たし、あの唯一無二な絶景をもう一度眺めたい。

<その2>
あまりの美味しさに、衝撃を受けた「まきばのジャージー」のアイスクリーム。あれをもう一度食べに行きたい。

2023年5月。この地を再度訪れる機会を得、私はその「やることリスト」をおさらいし、計画を練った。
やることリストを叶える旅。一度体験した喜びを再びなぞる旅。
素直に嬉しい。


2度目の霊山。季節も前回と同じく、新緑の季節。前回は道に迷って約5時間もの登山体験をしたので、今回は軽めのコースで行くと決めていた。
「宝寿台」と「見下ろし岩」まで散策して折り返すという、ミニ登山というよりハイキングといえる内容である。

なお、名峰・霊山ハイキングの動画はシネマ活まちでも公開中。
「福島県伊達市のシンボルに登る!いたるところにある奇岩怪石が面白い!!」

 

一番最初の展望スポット、「宝寿台」。2度目であったはずなのに、やはり最初と同じくらいに怖かった。
結構な傾斜がついたパイプはしごを、カメラを持ちつつ登るというのはなんとも心許なく、パイプを握る手にじんわりと汗がにじんでくる。

しかし、恐怖とともに登り切った先、見渡せる景色。これはまさにご褒美、といえるほどのものであった。
やっぱりこのスポットは外せないと思う。個人的には、のっけからクライマックスを迎えた気分である。

空が広い!
霊山も美しい山であるが、向かいの山々もそれに負けじと美しい!

やはり名峰・霊山。何度登っても、訪れる私たちを驚かせてくれる。

朝の柔らかな光の中、新緑と奇岩の美しい組み合わせを楽しみながら歩いた一時間半。とても充実した時間となった。
あえて頂上を目指さないハイキング、これはこれで良いものだ。気持ち的にもずいぶん楽だし、一歩一歩を大切に味わいながら歩いて行ける感じだったからだ。

惜しげもなく現われる奇岩の数々。緑からこぼれる光も相まって、なんとも芸術的。
駐車場から見上げる霊山。少し前、あの岩のうえに居た自分を想像してしまう

 

そしてもう一つのやりたいこと、「まきばのジャージー」のアイスクリームを味わう、番である。

訪れたのは、まきばのジャージー本店(支店として、道の駅伊達の郷りょうぜん店もある)。この本店は、霊山登山口の駐車場から車で3分ほど走ったところにある。だから霊山訪問とセットで体験するのが本当にオススメ。

お昼前の11時。ピーク時を避けて訪れたためか店内は落ち着いており、お蔭でゆっくりとフレーバーを選ぶことができた。

存分に迷いに迷って決めたのが、マンゴーとブルーベリー味。どちらも季節の果物を使っていて彩りも綺麗。

私が選んだ、マンゴーとブルーベリー味(手前)。同僚が選んだ味は、塩ミルクとラズベリー味。

外の暑さにどんどん溶けてゆくアイスクリーム。写真に収めるのもそこそこに、焦りつつもスプーンでひとすくいして口に運ぶ。
・・・・・・・やはり、やっぱり美味しい。2度目でも感動を覚える味わい。

まきばのジャージーという名前からわかるように、使用しているのはジャージー乳牛のミルク。しかも、自社牧場で育てた乳牛たちのミルクだそうだ。だからこんなにも美味しいのか。
あと、山の中にあるこの場所でいただくというのも、美味しさが倍増する理由かもしれない。空気だったり、周りの環境だったり、それらも味の要素の一部だと思うから。
この味を体験しに、また伊達市訪問を企てたくなってしまうではないか。そして次の訪問時に備えて「伊達でやりたいこと再びリスト」を作成せねばなるまい。

どうやら、またも旅のループに入ってしまったようである。
旅人には嬉しい悩みというべきだろうか。

 

活まち出身の旅人W

 

◆伊達市ホームページ 霊山 https://www.city.fukushima-date.lg.jp/soshiki/32/937.html

◆(有)片平ジャージー自然牧場まきばのジャージー http://www.makibano-jersey.com/