東京に本社を置く電気機器メーカーの数名の社員の皆さんが、奈井江町を体験するプログラムの2日目。
(前編はこちら 東京の企業の皆さんと体験した奈井江ツアー(前編))
奈井江といえば、農業が盛んなまち。さらに「ゆめぴりかの里」ということもあり、町内で農家を営む堀さんの広大な農場を訪ねた。
堀さんは、過去に、北海道優良米生産出荷共励会において最優秀賞を受賞するなど、「ゆめぴりか」「ななつぼし」といった人気品種を中心とした、米の特別栽培に取り組む“米の匠(たくみ)”。米作り、そして農業への熱い想いに触れることが出来た。
農作業に欠かせない、迫力ある大型トラクターの操縦席にも乗せていただくなど、貴重な経験とともに、安心・安全で、美味しい奈井江のお米への理解も深められる機会となった。
その後、堀さんの農場からほど近い石狩川の土手に移動し、農地が広がる奈井江の町並みと、雄大な樺戸連山を見渡しながら(この日は、雲の多い空模様だったが、晴れの日はより一層美しい山並みを眺めることが出来る)、澄んだ空気をたくさん吸い込んでリフレッシュ!頭もシャッキリと冴えるようだ。
町の中心地に戻り、道の駅「ハウスヤルビ奈井江」へ。「ハウスヤルビ」は、奈井江町開町50周年の際に友好都市提携を結んだフィンランドの町の名称からとったものだそう。
山小屋風の建物を入ると、奈井江の農産物・特産品販売コーナーや、サクサクのしいたけフライなどが人気の「喫茶みみずく」もあり、買い物もグルメも楽しむことが出来る。
日本一長い直線道路「国道12号線」の中間地点にある道の駅。その横には、直線の距離29.2kmを示した看板が立っているので、ここで記念撮影をしてみるのも、道の駅の楽しみ方の1つかもしれない。
そして、2日目のクライマックスとなったのが、「そば打ち体験」。
奈井江で人気の手打ちそば処「からまつ園」の店主・佐藤さんと、北海道そば研究会の皆さんが、そば粉の状態から、生地をまとめ、切るところまで、それぞれの手順のコツを、とても丁寧に教えてくださった。そのおかげもあって、思った以上に難しいそば打ちもスムーズに進み、まるでプロのような仕上がりに!
最後の茹で加減は、研究会の皆さんにお任せして、いよいよ美味しいおそばが完成!ちょっぴり太い部分があるのはご愛嬌。味も歯ごたえも絶品で、なにより手づくりの温もりが感じられる、素敵な体験になった。
奈井江訪問を通して、町のさまざまな魅力に直に触れることが出来た2日間。
これからも、町の皆さんと、企業の参加者の皆さんとのコミュニケーションが続き、奈井江のファンとして注目し続けてくれることを願っている。
活まちタクシードライバー K