「私、これで友達100人超えたかなー?」 と嬉しそうに話す娘の今を、移住前は想像していなかった。 本コラムで3回目となる子育て移住の家族の話、 今回は北海道東川町へ移住して3年目に思うこと、周りの人との繋がりについて書きたいと思う。 まず、 この町に知り合いが一人もいない状態で暮らし
皆さんは、シンクロニシティって、信じますか。 シンクロニシティとは、心理学者ユングが提唱した概念で、「意味のある偶然の一致」などと翻訳されることが多いようです。平たく言い換えると、「自分が思っていることが、たまたま何らかの形で現実になること」というような意味合いです。
東川に引っ越してきたのは2014年の秋のことだった。 元々隣町の旭川市に住んでいた私は、写真好きということもあり、「写真の町東川町」という場所に興味を持っていた。 休日によく遊びには行っていたのだが、家を建てたいと思ったのは分譲地が売りに出されていたのがきっかけだった。150
私は2021年の春に、雪の降らない暖かい町から北海道東川町へ移住しました。 これまで、この町での暮らしで感じたこと、感動したこと -雪解けの時季から春を迎えた景色の素晴らしさ、美味しいお米を育てる豊かな水が流れる水路、稲穂が実り黄金の海のような秋の風景-などを、 活まち
「ほんとに東川の水っておいしー!こっちにきて良かったー!」 娘が言う言葉にはハッとさせられる時が多々ある。 東川町に来てからは水道から出る天然水を毎日飲んでいる。 水道から天然水??何を言っているのかと思われたかもしれないが、 東川町は上水道が存在しない、北海道で唯一の町なのだ。
テリーさんは「たべものの森」、food forestに住んでいる。 その名の通り、彼女の庭には、カシス、ケール、にんじん、レタス、麦など、ニョキニョキとたべものが生い茂る。 アメリカ人のテリーさんは、東川に来る前、大学で科学を教えていた。でもここでは、炭素だの窒素だのという、
私は東川で写真業を営んでいる。 レンズ交換式のカメラを使用しており、撮影にはたくさんのレンズを持って行く。しかし、今回は一本のレンズのみを持って、撮影散歩に出掛けたいと思う。撮れないものは撮れない、そう割り切って撮影散歩を楽しみたい。 持ち出したレンズの細かい説明は各日の初め
雪の降らない暖かい町から移住して2回目の冬を過ごし、待ち遠しく思っていた春がやってきました。春は、空き地や駐車場、ご近所のお庭などが色とりどりの花々でいっぱいになり、広い空き地一面に咲く、たんぽぽの花畑もあちらこちらで見ることができます。 そんな
「あーこっちに引越してきてよかったぁ」 ふと、娘が言ったコトバにほっとした。 家族3人で何度となく話し合って移住を決めたが、小さい娘はどう思っているのか、大人の気持ちだけで来てしまっていないかなと日々思っていたところだった。 このコラムは子育てに合わせて移住を決め、東京から北海道東川町
築102年の古民家を移築再生した家で、暮らすことになった。 場所は東川町の北、山の中のクラフト街道沿い。 エアコンなし。150平米の室内にあるのは、薪ストーブ1台のみ。 蛇口をひねると、大雪山の地下水が溢れ出る。 庭には、大きくて古いハルニレの木が2本。 春は、その根本にカタク
私たちを冬の間、十分に温めてくれた薪ストーブの掃除をする。 ストーブ内の灰は全て取り去ってしまわず、薄く残しておくのが、来シーズンにすぐに火をつけるコツだ。 我が家では薪ストーブと灯油パネルヒーターとを併用して、マイナス20度にもなる冬の寒さを凌いでいる。薪ストーブは着火さえすれば、真冬に窓を開
私は、一昨年、2021年の春に雪の降らない暖かい町から東川町に移住しました。昨年の冬は、雪の降る季節を怯えるような気持ちで迎えました。雪道を滑らないで歩けるだろうかと、そんなことまで心配していたからです。そのため車の運転はほとんどしないまま冬を過ごしました。移住して初めての冬は、見たことのない美しい